日本館の建築

⽇本の伝統的な⽂様を使った幾何学格⼦
伝統的な「⿇の葉⽂様」の幾何学⽂様はアラベスクに通ずる。シルクロードを介して両国の⽂化・歴史の「繋がり=交差」のあったことを象徴する。⾒る⾓度や光の当たりかたにより、様々な表情を⽣む変化する建築。
幾何学格⼦と折り紙形状の膜が作り出す3次元の現代障⼦
⽇本建築における障⼦の障⼦紙、折形礼法から発祥した折紙。それらを想起させる薄い⽪膜が⽇除けとなって内部空間を包み込み、来場者をお迎えする。
⽇本と中東の伝統的な環境システムを応⽤
両国の伝統建築に⽤いられている⽔と⾵のシステムを利⽤。前⾯に⽔盤を設け、気化熱を利⽤すると共に⽴体格⼦を写し込む⽔鏡の役割を持つ。建築全体を環境装置としたサスティナブルな建築。
構造体

幾何学 / アラベスクと組子
→ 構造体

設備システム

素材 / 柔らかい皮膜
→ 設備システム

建築設計

永山 祐子

永山 祐子Yuko Nagayama

永山祐子建築設計主宰

1975年東京生まれ。1998年昭和女子大学生活美学科卒業。1998〜2002年 青木淳建築計画事務所勤務。2002年永山祐子建築設計設立。主な仕事、「LOUIS VUITTON 京都大丸店」、「丘のある家」、「ANTEPRIMA」、「カヤバ珈琲」、「SISII」、「木屋旅館」、「豊島横尾館」、「渋谷西武AB館5F」小淵沢のホール「女神の森セントラルガーデン」など。
2005年ロレアル賞奨励賞色と科学と芸術賞 奨励賞「Kaleidoscope Real」、2005年JCDデザイン賞奨励賞「ルイ・ヴィトン京都大丸」、2006年AR Awards(UK)優秀賞「丘のあるいえ」、2007年ベスト デビュタント賞(MFU)建築部門受賞、2012年ARCHITECTURAL RECORD Award, Design Vanguard2012、2014年JIA新人賞「豊島横尾館」、2017年山梨県建築文化賞「女神の森セントラルガーデン」など。

設計者コメント

万博のテーマCONNECTから中東と日本の“文化的”な繋がり、“技術的”な繋がり、特にこの2つの繋がりから建築のテーマを考えていった。文化的な繋がりについては中東の幾何学文様と日本の幾何学文様が似通っている所から発展させ、構造体と環境的フィルターとなる新しい幾何学立体格子としてファサードに表現している。技術的な繋がりについては昔から中東で活かされている水技術から水を積極的に取り入れることを考えている。さらにこの先、中東との新しい人と人との繋がりがこの場を通してうまれることを願っている。

NTTファシリティーズ NTTファシリティーズ

株式会社
NTTファシリティーズ

100年以上にわたりNTTグループの通信インフラ設備を支えるとともに、その幅広い業務分野で培った「建築」と「エネルギー」の技術と経験を先進の「ICT」を駆使しながら高いレベルで融合。多彩な専門分野に精通したスペシャリストが多様な社会的課題を解決すべく省エネ、省コストやリスクマネジメントなどの総合エンジニアリングサービスを多角的に提供している。

設計者コメント

日本と文化や習慣の異なる中東初の万博において、プロジェクトを通じ両国の関係を深め、ひいては世界中の人がつながる場と機会の具現化を多様なソリューションで試みる。建築計画では、日本と中東が共に共感でき、現地の気候風土やコンテンツとシンクロする環境をデザイン+エンジニアリングの両面から実現し、日本人らしいきめ細やかな感性を強いメッセージとして伝えたい。

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